20周年となる2019年のSummer Sonic。
今年も大阪に全日程参加してきたので、レポートを書いてみたいと思います。
まずは初日のレポートです。
それではどうぞ。
過去最速でシャトルバスを目指すも・・
今年のサマソニですが、開催前に発生した超大型台風である台風10号の影響をモロに受けており、開催が危ぶまれていました。
と、同時にここ数年の中ではチケットが最も良く売れており相当な人手になることが予想されていました。
僕は毎回初日にグッズを買うので、今年も当然のように初日にグッズを買おうと考えていましたが、いつもより人が多いだろうということで例年より1時間ほど早く家を出ました。
大阪メトロ中央線コスモスクエア駅に着いて並びに行きますが、シャトルバスの運行開始まで30分以上あるにも関わらず既に結構並んでいます。
そんなこんなでバスの運行開始まで約30分、さらにそこから僕の順番が回ってくるまで約30分待ちます。
台風による強風に加えて無事に開催できるのかという不安も混じって、なかなか良くないコンディションでした・・
バスの運行開始から約30分後、ようやくシャトルバスに乗ることができました。とりあえず一安心。
が、
バスがなかなか進みません。
どうやら一部交通規制が行われているようで、結局バスが動き出すまでまた更に30分ほど待ちます。
例年であれば20分ほどでシャトルバスは会場に着きますが、今年は結局1時間近くかかり時刻は10時前になっていました。。
結果として例年より1時間ほど遅く会場にたどり着くことになります。
この時点でかなり疲弊していますが、まぁもう着いたから大丈夫でしょう!
ですが、その予想は見事に外れることになります・・・・
不安いっぱい 死の物販待ち
会場に着いたら駆け足でリストバンド交換です。
素早く交換できるようにチケットレスにしていたのですが、着いてビックリ!みんなチケットレスにしていたので紙チケット交換に人0人、チケットレス交換に行列という逆転現象が起きています。
5分ほど並んでリストバンドを交換し、いよいよSummerSonicの開幕です!
まずは物販の列を目指しますが、この10時過ぎの段階で相当並んでいます。
文章では伝えにくいですが、ソニックステージ裏の駐車場まで列が来ていて、さらに駐車場の中にも7,8列並んでいるような状態でした。
ここからが地獄の始まりです。
待てど暮らせど列がピクリとも動きません。通常であればゆっくりでも進んでいくのですが。
Twitterで情報収集をしていると、どうやら前日の台風の影響で物販エリアの設営が遅れているらしくまだ物販が始まっていないようでした。
また、さらに衝撃的なニュースが入ってきます。
台風の影響で前日の設営作業を全て中止にしていたため、メインであるOCEANステージとMOUNTAINステージの設営が全然進んでいないらしく、キャンセルが出るかもとのこと。噂では「なんとかレッチリだけでも・・」との情報もあり、思っていた以上に事態は深刻なようでした。
台風は仕方ないですし、前日作業を中止にしたのも素晴らしい判断だと思うので特に運営に対して文句はなく、頑張ってくれている方に感謝と1つでも多くのアーティストが出演できるようにと祈る気持ちで物販を待ちます。
この日の大阪は台風を忘れたかのような快晴で、それは本当にありがたいことなのですが、強い日差しがこの動かない列にいる人たちを苦しめていきます。
実際僕は途中心が折れかけて、もう物販は諦めて開演しているSONICやMASSIVEへ行ってライブを楽しむ方向に切り替えようかと思うぐらいの暑さでした。
この待っている間Twitterで同じ境遇の方たちとやり取りさせていただいていたのですが、それがなければ諦めていたと思います。皆さんに感謝です🙏
意識が朦朧とする中、物販の開始を待ちますが、そんな中またバッドニュースが。
OCEANとMOUNTAINの序盤のアーティスト達が続々とキャンセルに・・
仕方ない・・こればっかりは仕方ない・・・
く、ZEBRAHEADまで・・
悔しい気持ちと疲れでボロボロですが、12時過ぎにようやく物販開始のアナウンス。
牛歩ですが、少しずつ、少しずつ進んでいきます。
ようやく物販エリアが見えるぐらいの位置まで来たので中を見てみると、オフィシャル以外ではBABY METALとMAN WITH A MISSIONとレッチリの売り場に長蛇の列ができているのが見えます。
で、遂に物販エリアに突入します。時刻は14時。
時刻は14時!!
いつもは遅くとも10時過ぎには物販を買い終えて11時の開演を待つのですが、まさかの14時です。
まずはオフィシャルグッズ。
狙っていた1日目Tシャツは既に完売。3日目Tシャツはまだ残っていたので購入。
マフラータオルも購入します。
次は国内アーティストエリアを飛ばして海外アーティストエリアに行きます。
レッチリに長蛇の列とRancidにもそこそこ並んでいますが、それ以外は嘘みたいにガラガラ。
これが日本のフェスの現実です。
Creativeman様もそれはそれはブッキングに頭を悩ませるのはわかります。理想と現実の間ってやつですね。
まぁこっちからすればラッキーなので目当てのFoalsTシャツをさっさと購入し、まずはサマソニの第一イベントである物販購入をクリアしました。
並び始めたのが10時過ぎで購入を終えたのが14時過ぎなので、なんと4時間の超長旅でした。
お疲れ様でした。
ようやく開幕!俺のサマソニ!トップバッターはTom Walker
物販購入後、Twitterのフォロワーさんと合流し乾杯です🍻
人生でも上位に入るぐらいの美味しさです。
一度OCEANステージの様子を見に行き、もうちょい時間がかかりそうなのを確認した後SONICステージに向かいます。
何度も来たSONICステージですが、毎年最初に入るときはワクワクした気持ちになりますね。
スタッフにリストバンドを提示し入場します。
す、涼しい・・・生き返る・・
SONICステージから離れられないワケですね。
まだ1つも観てないのに色々ありすぎて長文になってしまいましたが、ようやくサマソニが始まります。
最初に観るのは、Tom Walker!!
SONICステージに入ったときには既に始まっていました。
大柄な体格にニット帽は完全にイメージ通り。
ゆったりしたテンポで安定感のある力強い演奏が非常に心地良いです。
オーディエンスも最初の方はややおとなしく聴き入ってる感じがしましたが、徐々にTom Walkerがギアを上げていき反応が変わってきます。
途中、彼がギターからドラムにチェンジして演奏を始めたときには大きな歓声が上がり、フロアが良い感じに出来上がっていくのがわかります。
最後の「Not Giving In」で原曲よりもロック色の強い演奏で大いに盛り上げたところでライブ終了となります。
正直、思っていたよりかなり満足度の高いライブでした。
見た目だけではなく演奏も非常にどっしりしていて声質、声量も文句なし。盛り上げ方も上手だったので、OCEANやMOUNTAINに行こうと思っていたけどとりあえず観に来たような人たちも満足できたのではないでしょうか。
無事に今年のサマソニの一本目を終え、一気に前列へ移動します。
次は同じSONICステージで、かなり楽しみにしているCOINの登場です!
予想通りの幸せ空間、COIN
最前列には間に合わず2列目で待つこと2〜30分。COINが出てきます。
いかにも若手バンドっていう感じで、普通の兄ちゃんの集まりに見えます。音楽性的にもっとオシャレな見た目なのかなと思ってましたが、意外と普通でしたw
始まってしばらくは比較的新しめの曲や先日出た新曲等を披露していきますが、まだ客が少なかったこともあり、僕の予想よりは盛り上がりが小さいな〜という感じです。
(そもそもの期待値が高すぎるんですが・・)
ただ、ラスト2曲でそれらを全て覆します。
まずは名曲「Run」でボーカルのローレンスがステージから降りてきます。
ステージから降りてくるっていうのは飛び道具みたいなもので、盛り上がりが一気に何倍にも膨れ上がります。
インスタにあげていますが、僕の目の前まで来て歌っていたりしたので、近くで観てる人はかなり興奮したと思います。曲も最高。
そして最後は「Talk Too Much」
その前の「Run」でフロアの空気が大きく変わっていたのもあり、サビの「You know I talk much〜」でジャンプ&大合唱が起こります。
「You!Know!I!Talk!Too much!〜」って感じです。
ジャンプ、合唱、大歓声。
おそらくあの場にいた全員が楽しくて幸せになるような空間を作り上げ、ライブ終了です。
終了後も止まらない拍手と歓声。
こうやって文章に起こして振り返ってみると、ラスト2曲のインパクトが非常に大きくて、終わった後に感じる楽しさの余韻が凄まじいです。
OCEANとMOUNTAINが無事開演できたということもあり、ここでSONICから人がさーっと減っていきますが、僕はまだSONICに残ります。
そう、次はFoals。
優勝者、Foals
COINで2列目まで来ていたのでFoalsでは最前列に行けるだろうと思っていましたが、なんとみんなそのまま残っていたので2列目をキープすることになります。
ビックリしたのが、SONIC、ガラガラw
Folasですよ?海外のフェスではメインステージで出るようなバンドがこの小さなSONICでガラガラ?大丈夫かよ日本。
ただ、1〜3列目ぐらいまでの熱量は凄い。始まってないのにかなりギュウギュウに押されています。
そんなこんなでFoalsが登場して、内心「ごめんなさい。こんな少なくて」と思いながらも僕の周辺はかなりみんな熱狂しています。
ライブについてですが、一言で言うと
「優勝」です。
すみません、正直細かい描写を覚えていないんですw
覚えているのは人口密度がおかしいモッシュピット状態と、異常なまでの熱量。
久々にこんなに最初から最後まで盛り上がってるライブを観たという感じで、半分酸欠状態でしたが「やりきったー!」っていう達成感があるライブでした。
あと、ボーカルのヤニスが降りてきてまたもや僕の目の前で演奏していたのはよく覚えています。
そういう意味では物凄く良い位置で観ていたなと思います。
全体的な客入りは少なかったんだろうと思いますが、僕が肌で感じた熱量や盛り上がりというのはFoalsが今年のサマソニで一番だったと思います。
大満足のライブを終え、早くも次が本日最後のアクトです。
場所はまたまた引き続きSONICで、トリはCatfish And The Bottlemenです。
超正統派UKロック、トリはCatfish And The Bottlemen
またもやガラガラなSONIC・・・
まぁ裏が日本でも非常に人気のあるレッチリやBABY METALなので仕方ないですね。
時間になりSONICステージのトリとなるCatfish And The Bottlemenが登場しますが、最初に思った感想は
「カッコイイ!」
衣装の着こなしや立ち振る舞いがめちゃくちゃカッコイイです。こういうのをロックスターって言うんでしょうね。
ライブの演奏ももちろんカッコよく、特に最初の「Longshot」は鳥肌ものでしたね。
最近こういう正統派UKロックが減ってきている気がするので観れて良かったです。
レッチリを諦めたことに悔いはなし。
僕のサマソニ史で一番思い出に残る一日
これでサマソニ2019の初日は終わりです。
台風や物販待ちやキャンセルなど、僕が10回ぐらい行ったサマソニの中でも一番色々あった日でした。
それでも少ない時間で観た4組はどれも最高のライブをしてくれて、やっぱりサマソニ良いな!って思いました。
2日目、3日目も投稿していきますのでお楽しみに。
だいぶ長いですが見ていただきありがとうございました。
最後に、帰りのシャトルバスに並んでる時に見えた花火をどうぞ。
Instagramにも写真をあげているので良かったら見てください。
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