2019/06/13(木)に大阪 心斎橋JANUSで行われたKakkmaddafakkaの待望の初来日ツアーに行ってきたのでライブレポートとKakkmaddafakkaの魅力について書いてみたいと思います。
それではどうぞ。
Kakkmaddafakka??
まずはKakkmaddafakkaについて簡単に紹介します。
Kakkmaddafakka(カックマダファッカ)はノルウェー出身のインディーポップバンドで2004年から活動をしています。
世界的に人気が高く、海外のフェスにもよく出演しています。
そんな彼らはこれまで日本には来たことがなかったのですが、今回待望の初来日が実現することとなり、東京・名古屋・大阪の3箇所を回るツアーを行うことになりました。
キャッチーで踊れるサウンドが特徴で、ライブで盛り上がること間違いなしです。
心斎橋JANUS
今回の会場となった心斎橋JANUSは大阪の東心斎橋にある小さなライブハウスです。
バーとホールがある、よくあるライブハウスでキャパは見た感じ2〜300程度でしょうか?
心斎橋駅や長堀橋駅から徒歩5分ぐらいのところにあります。
あの曲と共にKakkmaddafakka登場!

開始20分ほど前に会場に入りました。その時点でおそらく50人程度の入りだったと思います。
だいたい中央付近の前から3列目ぐらいにポジション取りをしてKakkmaddafakkaの登場を待ちます。
予定の時間を5分ほど過ぎたところでBGMが止まり、照明が暗くなります。
ここでSEとして流れ始めたのがこの曲。
サッカーのUEFAチャンピオンズリーグのアンセムです。テレビ等で一度は耳にしたことがあると思います。
SEなので数秒ぐらいで登場してくるのかな?と思いきやなかなか登場してきません。
その間、この壮大な音楽が大音量でフロアに響き渡るのですが、それがこの後に行われるライブへの期待値を高めていたように感じます。
フルコーラスで約3分ほど流れてSEが終わりそうなタイミングで遂にKakkmaddafakkaが登場します!焦らされていたオーディエンスたちは大きな拍手で彼らを迎え入れます。
ようこそ日本へ!大阪へ!
ステージから軽く挨拶を済ませて始まったのが、Touching!!こんな曲です↓
一発目から勢いのあるキラーチューンがぶち込まれ、湧き上がる歓声と共にフロアの熱量は一気に高まります。この場にいる多くの人が初めて観るであろうKakkmaddafakkaのライブ。
曲やライブ映像で想像はしていましたが、この一曲目を聴いた時点で今日が最高に楽しくなるということを確信した人は多いのではないでしょうか。それほどに最高のスタートを切ります。
その後何曲か続けて、最初は体を揺らすことに抵抗があるように見えた人たちもゆらゆらと動くぐらいに場が温まったところでNeighborhoodのイントロが流れ再び歓声が大きくなります。
会場が狭い事とステージのKakkmaddafakkaとの距離が近い事がより興奮を煽り、フロア全体でオーディエンスが思い思いに踊り楽しんでいきます。

MCでも魅せてくれる彼ら
途中のMCではアクセルがノルウェー訛りの英語でぺちゃくちゃ喋りますw
何を言ってるかわからないことも多いですが、意外と話のオチがわかりやすかったり、適度に日本語を織り交ぜてくることで会場からは笑いが起き、MCでも楽しませてくれます。
なによりステージ上の彼らが楽しそうなのが非常に印象的です。
とにかく楽しくて踊るしかない
そんなこんなでライブは進みますが、前半のハイライトとなるSomeone Newのイントロのギターが流れた瞬間に再び大歓声が湧き上がります。
特にサビの「You!got!someone!new!」のところでは大合唱が行われて、この曲の爽やかでポップな曲調も相まって最高に「楽しい!!」という高揚感が全体に広がっていきます。
ハードロックのように激しくモッシュしたりするようなライブではないですが、ずーっと揺れたり踊ったりしてるので気付けば汗をかいています。
その後もGet GoやIs Sheなど勢いのあるダンスナンバーや合唱曲が続いていき、熱量を落とすことなくライブが展開されていきますが、中盤から後半に差し掛かるところで投入されたのがHeidelberg!!これがとにかく熱い!
ここまで十分熱いライブだったのが一段階ギアが上がり、まるでクラブにいるかのような雰囲気になります。
長ーい長ーい溜めでオーディエンスのパワーを高めてから、ベースのスティアンが放った「オオサカ!!」でフロアはこの日一番の大盛り上がりを見せます。
勢いはここで止まることはなく、その後もRunaway Girl、Your Girlなど踊らずにはいられない曲を続けていくので我々オーディエンスには全く休む暇はありません。
これなかなかよく考えられた良いセトリですね。
アクセルとポールそれぞれのメインボーカルの曲がバランス良く並べられたり、キラーな曲を要所要所に配置していたり、かと思えば終盤には盛り上がる曲を続けているなど、どうすればより楽しませられるのかというのを考えてくれているセトリだと思いました。
そして最後に始まったのがRestless。個人的にかなり好きな曲。
キレのあるリズミカルなギターリフが鳴り出すとまた一層凄い盛り上がりになってきます。
この後アンコールがあるだろうとは薄々感じながらも、そんなのおかまいなしに出し切ってやるぐらいの勢いでオーディエンスは彼らの演奏に応えます。

もうこの時になると周りの人とぶつかったりするのは気にならなくなります。
それよりもKakkmaddafakkaの演奏を聴きたい、この場を楽しみたいという思いが強いんですね。
最初のTouchingからRestlessまで体力を切らすことなく駆け抜けた本編が終了して、一旦メンバーがはけていきます。
幸せを感じるアンコールでライブ終了
メンバーがはけてオーディエンスからの「アンコール」が始まると、約10秒ぐらいでKakkmaddafakkaはステージに戻ってきますw
アンコールではこれまでのダンサブルなナンバーではなく、聴かせるタイプのNaked BlueやForever Aloneを披露していきます。それでもオーディエンスを棒立ちにさせずに楽しませることができるのが彼らの凄さですね。
そして最後の最後はDrø sø!!
この瞬間だけは嫌なことを全て忘れて、みんなで大合唱し、自由に踊り、全力で楽しみ続けて幸せいっぱいな気分になったところでライブは終了。
最高なライブに大歓声と拍手が鳴り止みません。
メンバーもステージ上から何度もお辞儀をします。

彼らとの時間はまだ終わらない
ライブは終了となりそのまま帰る人やドリンクを買う人、物販を買う人が出てくる中、
僕も帰ろうかなと思っていたその時、物販のお姉さんからまさかの言葉が。
「このあとここでサイン会やりまーす」
Σ(゚ロ゚;)
帰りの電車には余裕があったので、残って待つことにしました。
1ドリンク券を使ってビールを買い、数分前まで行われていたライブの余韻に浸っていると、ふらふらーっとKakkmaddafakkaのメンバーたちがフロアに入ってきます。
ついさっきまであのステージにいた人たちとは思えないぐらいの親近感。
サイン会といっても椅子に座ってやるような堅いものではなくて、適当にその辺にメンバーがいて自由に声をかけてサインしてもらったり写真を撮ってもらったり、英語やノルウェー語ができる人はお喋りしたりとざっくばらんに彼らと交流ができます。
僕もせっかくなので全員回って写真を撮ってもらってサインももらいました!

また行きたいと思わせてくれる楽しさと人柄
Kakkmaddafakkaの初来日となるツアーに参加したわけですが、あの場にいた全員が楽しい気分になり満足していたのは間違いと思います。
踊れるような曲が多いのでライブ映えしそうなのはよくわかりますが、それだけではなくて、飾り気がなく親近感が湧くような彼らの人柄や、ライブの演奏やMCにおける彼らのパフォーマンスは「また観たい!」と強く思わせてくれるものでした。
彼らのMCの中で、今回の来日の実現についてはアサコさんという方のおかげだというような発言がありました。昨今、なかなか日本に海外アーティストが来てくれないという状況の中で、彼らのような素晴らしいアーティストを連れてきてくれたことを感謝致します。
アサコさん、ありがとうございました!!
そして、最高に楽しくて幸せな時間をくれたKakkmaddafakkaのメンバーにも感謝したいです。
Tusen takk! Vennligst kom til Japan igjen!
(ありがとう!また日本に来てね!)

コメント